健康経営フィードバックシート(速報版)
令和3年度健康経営度調査のフィードバックシートが届いていますね。皆様の会社の結果はいかがでしたでしょうか。
この1年、健康経営の実現のために社内で様々な施策を企画・運営してきたご担当者の皆様、本当にお疲れ様でした。
また、調査票への回答にあたっては、評価指標となるデータを集計・分析し、何がどのように役立ったかを評価する作業も大変だったと思います。
今回の健康経営度調査においては、「健康経営」が単なる流行りモノで終わってしまうことのないよう、踏み込んだ設問も多かったですね。
健康経営の本質は、
・経営者が健康経営の目的を定め、
・その目的の達成のために必要な従業員の健康や働き方の課題を明確にし、
・課題の解決のためにPDCAを回しながら施策を展開する
ことにあります。
これまで実施してきた健康施策について、「どのような効果を狙っている(期待している)のか」「どのような経営課題の解決に繋がるのか」を言語化し、経営課題としっかり紐づけて、戦略マップを描いていく(ストーリーを持つ)ことが求められるようになってきました。フィードバックシートの「評価の内訳」でも、<評価・改善>に重きが置かれていて、得点や順位の算出の際にその重みづけがされています。
つまり、社員の健康にとって「きっと良いはず」と思って何となく継続している施策についても、しっかり評価・改善をしていかなければならないということになります。
また、自社内の従業員に対する取り組みに留まらず、「社会全体の健康向上への関与」が企業により強く求められるようになってきたと感じます。これまで、人事・総務のご担当者様が中心に健康経営を推進してきた企業様も多いことと思いますが、これからは、経営層や経営企画部署などの会社の中枢にいる人々の積極的関与が必要になってきますね。
進化を続ける「健康経営」をしっかりご支援できるよう、私ももっと勉強しなくてはと身の引き締まる思いです。